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ジョン・アーリ『モビリティーズ―移動の社会学』(共訳)

『モビリティーズ』表紙

2015年3月刊、作品社。吉原直樹・伊藤嘉高訳。全訳。

社会科学の空間論的転回に次ぐ「移動論的転回」を世に問うジョン・アーリの節目をなす著。移動がもたらす社会的諸関係の変容に焦点を当て、社会科学の理論と方法の新たな地平を展望するとともに、移動に対する物神崇拝に異を唱える。

「ジョン・アーリは、新たな社会科学のパラダイムを切り開いている。それは、領域が固定された社会に根ざした社会科学ではなく、移動に根ざした社会科学だ。アーリの手によるこの好著は、21世紀の社会学を一新する全系的で創造的な概念空間を生み出している」
―ウルリヒ・ベック

「ジョン・アーリは、移動の研究を、モダンライフを解き明かすための鍵としてきた。この鍵を用いて、本書では、モダニティのさまざまな側面に新たな光を当てるだけにとどまらず、アーリが実際に示しているように、社会学的分析、文化的分析の射程も大きく広げている。今後の議論の大きな展開を予感させる労作だ」
―ナイジェル・スリフト

「本書は重要な文献であるとともに希代の名著でもある。重要な文献であるのは、今や個別化した移動が先進世界における最も重要な社会的トレンドになっているからだ。そして、名著でもあるのは、本書がそうした移動がいかにして起こっているのかを、軽妙に余すところ無く、体系的に押さえているからだ」
―バリー・ウェルマン

書評

邦訳引用文献一覧

目次

第Ⅰ部 モバイルな世界

第1章 社会生活のモバイル化

第2章 「モバイル」な理論と方法

第3章 モビリティーズ・パラダイム

第Ⅱ部 移動とコミュニケーション

第4章 踏みならされた道、舗装された道

第5章 「公共」鉄道

第6章 自動車と道路になじむ

第7章 飛行機で飛び回る

第8章 つながる、想像する

第Ⅲ部 動き続ける社会とシステム

第9章 天国の門、地獄の門

第10章 ネットワーク

第11章 人に会う

第12章 場所

第13章 システムと暗い未来