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『東日本大震災と被災・避難の生活記録』(六花出版、2015年3月)

『東日本大震災と被災・避難の生活記録』

私たちは被災地が見えているのか…… 「東日本大震災」から4年。 被災した多くの人々の困難を乗り切る生活者としての様相を、 被災者や被災地に寄り添いながら、被災直後から現在に至るまで、 さまざまな分野の研究者によってまとめられた〈モノグラフ= 調査報告集 〉!

目次

■ 第Ⅰ部 復興とまちづくり
復興とまちづくり(吉原直樹)
東日本大震災と東北圏広域地方計画の見直し(野々山和宏)
終わりなき「中間」のゆくえ
 ―中間貯蔵施設をめぐる人びと(吉原直樹)
建設業の公共性と地域性
 ―東日本大震災復興事業調査の中間報告(千葉昭彦)
震災からの商業地の復興
 ―田老地区仮設商店街・たろちゃんハウスを事例として(岩動志乃夫)
震災遺構の保存と防災教育拠点の形成(高橋雅也)
災害記憶とその継承のための仕組みに関する考察
 ―東日本大震災の記憶継承に向けて(金城敬太)
震災まちづくりにおける官民連携の課題
 ―福島県いわき市平豊間地区を事例に(磯崎匡・ 松本行真)
東日本大震災復興に向けた組織の現状とその類型
 ―いわき市被災沿岸部豊間 ・ 薄磯 ・ 四倉地区を事例に(菅野瑛大・ 松本行真)
■ 第Ⅱ部 コミュニティ・ネットワーク・ボランテ ィア
災害の避難空間を想像するフ ィールドワーク
 ―内部者として、 外部者として(小田隆史)
災害支援NPOと地域コミュニティ
 ―越境する災害文化と鍵を握る平時からの協働(伊藤嘉高・ 千川原公彦)

顕在化した都心のディバイド
 ―仙台市中心部町内会と避難所の関わりから(菱山宏輔)
災害対応におけるイノベーションと弱い紐帯
 ―仙台市の官民協働型の仮設住宅入居者支援の成立と展開 (菅野拓)
長期避難者コミュニティとリーダーの諸相
 ―福島県双葉郡楢葉町 ・ 富岡町を事例に(松本行真)
沿岸被災地における 「安全・安心」 の社会実装に向けた課題
 ―福島県いわき市平豊間地区を事例に(山田修司・ 松本行真)
自主防災組織と消防団との連携のあり方
 ―宮城県東名地区の事例(後藤一蔵)
地域防災における学校施設の拠点性
 ―釜石市唐丹地区を事例として(竹内裕希子・ 須田雄太・ ショウ ラジブ)
原発事故避難者による広域自治会の形成と実態
 ―福島県双葉郡富岡町を事例に(松本行真)
コミュニティ・オン・ザ・ムーブ  ―破局を越えて(吉原直樹)
■ 第Ⅲ部 被災後の生活と情報
いわき市 へ避難する原発避難者の生活と意識(川副早央里・ 浦野正樹)
福島第一原子力発電所事故による避難者の生活と選択的移動
 ―人的資本論にもとづく 「大熊町復興計画町民ア ンケート」 の分析(磯田弦)
原発災害避難者の食生活のいま(佐藤真理子)
学校での災害発生時における避難や避難所対応について
 ―東日本大震災発生時の豊間小 ・ 中学校等の事例から(瀬谷貢一)
大学の防災における安否確認に関する考察
 ―首都直下地震に対して東日本大震災からどのような教訓を得るのか(地引泰人)
福島第一原子力発電所事故後の風評被害と心理的 「般化被害」
 ― 「絆」はほんとうに強まったか(仁平義明)
放射能は 「地元」 にどのように伝えられたのか
 ―自治体による情報発信と報道に注目して考える(関根良平)
東日本大震災後の仙台市の病院 ・ 診療所に関する支障と情報ニーズについての分析(地引泰人 ・ 大原美保・ 関谷直也・ 田中淳)
原発災害をめぐる大学生の態度(本多明生)

ジョン・アーリ『モビリティーズ―移動の社会学』(作品社、2015年3月)

『モビリティーズ―移動の社会学』

社会科学の空間論的転回に次ぐ「移動論的転回」を世に問うジョン・アーリの節目をなす著。移動がもたらす社会的諸関係の変容に焦点を当て、社会科学の理論と方法の新たな地平を展望するとともに、移動に対する物神崇拝に異を唱える。

目次

(第Ⅰ部 モバイルな世界)
第1章 社会生活のモバイル化
     オン・ザ・ムーブ/さまざまな「移動」/システム
第2章 「モバイル」な理論と方法
     モビリティーズ・パラダイム/ジンメルと移動/複雑性/他の理論的な資源/
     モバイルな方法論/結び
第3章 モビリティーズ・パラダイム
     新たなパラダイム/距離の隔たりに対処する/結び
(第Ⅱ部 移動とコミュニケーション)
第4章 踏みならされた道、舗装された道
     歩くこととその社会的世界/街路を歩く/田園地方を散策する/結び
第5章 「公共」鉄道
     公共の場で動くこと/移動の機械化/タイムテーブル/空間/社交/結び
第6章 自動車と道路になじむ
     小史/自動車移動とその自己拡大/自動車移動と時空間/居住性/自動車の政治学/結び
第7章 飛行機で飛び回る
     おおまかな時代区分/リスクとシステム/空港空間/グローバルな飛行線/逃走線/結び
第8章 つながる、想像する
     バーチャルな旅/想像による旅/モバイル通信による旅/結び
(第Ⅲ部 動き続ける社会とシステム)
第9章 天国の門、地獄の門
     シティズンシップと不平等/「アクセス」/ネットワーク資本/結び―移動と自由
第10章 ネットワーク
     スモール・ワールド/イッツ・ア・スモール・ワールド―世間は狭い/
     知っているということ/社会的ネットワーク/結び
第11章 人に会う
     なぜ会うのか?/対面で話す/仕事の会合/ミーティング/
     家族や友人と会うこと/移動中のミーティング/結び
第12章 場所
     療養者にとっての情動の場/視覚による情動/場所とネーション/
     グローバルな旅行と場所/結び
第13章 システムと暗い未来
     移動/未来/自動車、気候、破局的惨事/荒涼とした未来
訳者あとがき
文献一覧
索引

『交響する空間と場所II―創られた都市空間』(法政大学出版局、2015年2月)

『交響する空間と場所II―創られた都市空間』

第3章「創発する場所」担当。空間論と場所論を節合する「創発」社会学を構想しするとともに、その背景をなす人文知を援用し、私がこれまでに取り組んできたフィールドワークの理論的背景を明らかにした。

目次

序 空間から場所へ
■ 第1部 場所の位相
第1章 景観の場所、場所の景観
第2章 脱場所化と再場所化
第3章 創発する場所
■ 第2部 都市空間の基層
第4章 都市民俗の水脈
第5章 コミュニティとボランタリー・アソシエーションの間
第6章 地域コミュニティの「現在」―ジャカルタのカンポンの事例
第7章 ローカル鉄道の「空間」と「場所」
第8章 ローカル・イニシアティヴの方向性
編者あとがき

ジョン・アーリ『グローバルな複雑性』(法政大学出版局、2014年3月)

『グローバルな複雑性』

グローバル化を続ける今日の〈複雑な〉世界は、予測不可能ではあるが、不可逆的で、恐れと暴力に満ち、決して秩序だってはいないが単なるアナーキーでもない世界である。本書では、グローバルなるものの「創発」が人びとの生と生活を根底から変えていることを、線形的な社会科学の思考を脱構築し、複雑性科学やネットワーク論の成果を援用/適応しつつ検討される。

目次

はしがき (伊藤嘉高 訳)
第1章 「社会」とグローバルなもの (板倉有紀 訳)
     グローバルなものとは/ネットワーク社会/
     複雑性の課題/おわりに
第2章 複雑性への転回 (伊藤嘉高 訳)
     はじめに/時間と空間/創発特性/アトラクタ/
     複雑系/おわりに
第3章 「グローバル」な分析の限界 (伊藤嘉高 訳)
     はじめに/領域、ネットワーク、流動体/グローバルな領域、ネットワーク、フロー/おわりに
第4章 ネットワークと流動体 (伊藤嘉高 訳)
     メタファー/ネットワーク/グローバルに統合されたネットワーク/グローバルな流動体/
     おわりに
第5章 グローバルな創発 (伊藤嘉高 訳)
     創発効果と「ローカル」なもの/ストレンジ・アトラクタ/グローバルな創発/おわりに
第6章 社会秩序化と権力 (伊藤嘉高 訳)
     社会秩序とグローバルな複雑性/権力と複雑性/スキャンダルの複雑性/おわりに
第7章 グローバルな複雑性 (伊藤嘉高 訳)
     複雑性と社会理論/帝国とマルチチュード/諸機械/コスモポリタニズム/おわりに
訳註
創発へ/から(監訳者あとがきにかえて)
文献一覧
索引

『都市のリアル』(有斐閣、2013年8月)

『都市のリアル』

さまざまな境界的問題,それらをめぐる力学を都市論を軸に有機的につなぎ,いまの都市の姿に迫る。就職・労働・地域・文化・医療など各論から,あるいは現代的な都市問題,防犯や犯罪リスク,災害復興などを扱う目線から提示する都市のアクチュアルな社会学。

目次

序 章 「ゆらぐ都市」から「つなぐ都市」へ
第1部 問いのなかの都市
 第1章 計画と開発のすきまから――人間不在の足跡を読む
 第2章 都市は甦るか――不安感の漂うなかで
 第3章 不安の深層から――見えない犯罪の裏側を探る
 第4章 働くものの目線――サービス産業化する都市の内側
第2部 ゆらぐ都市のかたち
 第5章 見えない家族,見える家族――イメージの変容から
 第6章 あるけど,ないコミュニティ――町内会のゆくえ
 第7章 きしむワーク――行政のはざまで
 第8章 生と死のあいだ――都市高齢者の孤独に向き合う医療と介護
第3部 つなぐ都市へ
 第9章 新しい絆のゆくえ――ソーシャル・キャピタルのいまを解く
 第10章 文化を編みなおす――夢物語から立ち上がる
 第11章 サウンドスケープ今昔――あふれる音の向こうに
第4部 都市のリアル
 終章─1 上からと下から――都市を見る漱石の目,鴎外の目
 終章─2 《都市的なるもの》の救出――ベンヤミンを補助線にルフェーヴルを読む

『安全・安心コミュニティの存立基盤』
(御茶の水書房、20013年3月)

『安全・安心コミュニティの存立基盤

安全・安心コミュニティは現代を読み解くマジックワードになり得るか? フィールドの現場からその光と影に迫る本格的なモノグラフ!!

目次

序論 安全・安心コミュニティの形成のために(吉原直樹)
■ 第1部 ゆらぐ社会と安全・安心コミュニティ
第1章 日常性のなかの防犯コミュニティ(伊藤嘉高)
第2章 災害時の防犯活動の位相(庄司知恵子)
第3章 安全・安心コミュニティの転機(菱山宏輔)
■ 第2部 安全・安心コミュニティの布置構成
第4章 地域資源と安全・安心コミュニティ(松本行真)
第5章 町内会と防犯活動(齊藤綾美)
第6章 防犯活動をめぐるガバナンスの可能性と課題(前山総一郎)
補論1 「次世代」の関与と地域防犯の条件―上尾市陣屋町内会を事例として(高橋雅也)
補論2 都市における秩序と多様性―ジェーン・ジェイコブスと割れ窓理論(笹島秀晃)

『防災の社会学 第2版―防災コミュニティの社会設計へ向けて』
(東信堂、20012年10月)

防災の社会学―防災コミュニティの社会設計へ向けて

3.11の大災害は、技術主導の下醸成されてきた安全神話、さらに戦後日本を根底で支えてきた専門知/技術知への信頼を崩壊に導いた。本第二版は、この衝撃的事態の進展を見詰めつつ、災害現場調査等、その後3.11に関してもたらされた知見をベースとした約100頁を初版に加え、これまで看過されてきたローカル・ナレッジの掘り起こしはじめ、新たな地域住民の実践やセーフティーネットの再構築を展望する。

目次

序   東日本大震災と「防災の社会学」(吉原直樹)
第1章 防災の思想(似田貝香門)
第2章 防災をめぐるローカル・ノレッジ(後藤一蔵)
第3章 防災コミュニティと町内会 松井克浩)
第4章 都市部町内会における東日本大震災への対応(庄司知恵子・伊藤嘉高)
第5章 災害ボランティアと支えあいのしくみづくり(西山志保)
第6章 被災者の生活再建の社会過程(今野裕昭)
第7章 災害弱者の支援と自立(永井彰)
第8章  災害支援・防災と情報メディア(柴田邦臣)
第9章 防災ガバナンスの可能性と課題(吉原直樹)
第10章 防災と地域セキュリティの論理(菱山宏輔)
補論1:地域資源と防災力──いわき市を事例に(松本行真)
補論2:災害と文化芸術(笹島秀晃)
補論3:〈災害の社会学〉関連文献解題(板倉有紀)
むすびにかえて(吉原直樹)

『防災コミュニティの基層―東北6都市の町内会分析』
(御茶の水書房、20011年3月)

防災コミュニティの基層

防災ガバナンス(協治/共治)の可能性を問う!! 2011年3月11日に起きた東日本大震災では、その被害は途方もなく、防災施策を人々の等身大の生活世界から練り上げていくというありようを根底から問い直すことになるかもしれない。東日本大震災は、関東大震災や阪神大震災と同様に、多くの検証の作業を経て歴史にきざまれていく。その場合、コミュニティに照準することが方法的な準拠枠になるであろう。われわれは後世に引き継がれるであろうこの歴史的な転回局面において本書を送り出す。

目次

防災コミュニティの社会設計のために(吉原直樹)
第1部 町内会と防災活動
防災コミュニティの歴史的前提―「町内会」の歴史的位置づけ(長谷部弘)
町内会の構成と機能(吉原直樹)
町内会の防災活動の現状(石沢真貴)
第2部 町内会と防災ネットワーク
町内会と自主防災組織(庄司知恵子)
町内会と消防団(後藤一蔵)
安全安心コミュニティと防災(菱山宏輔)
第3部 防災コミュニティの主体と活動実践 地域リーダーの防災観(松本行真)
ボランティアと防災実践活動(松井克浩)
災害「弱者」と防災コミュニティ(伊藤嘉高)
防災コミュニティの人的資源と活動資源(松本行真)

ジョン・アーリ 『社会を越える社会学―移動・環境・シチズンシップ【新装版】』(法政大学出版局、20011年2月)

社会を越える社会学【新装版】

モノ、コト、ヒト、イメージが「社会を越える」ことによって社会学はいかなる方向に向かうのか─。市民社会論と時間・空間論を両輪に、従来の社会学においてブラックボックスとなっていた「移動」概念に焦点を当て、レジャーや仕事のための旅行から、情報や廃棄物の移動、都市テロや伝染病まで、21世紀の身体上、想像上、バーチャル上の移動と越境を論じ、ポスト国民国家における脱中心的な市民社会を予見する。

目次

日本語版序文 (吉原直樹 訳)

1 章 社 会 (和泉浩 訳)
2 章 メタファー (菱山宏輔 訳)
3 章 旅 行 (高橋雅也 訳)
4 章 感 覚 (武田篤志 訳)
5 章 時 間 (伊藤嘉高 訳)
6 章 居 住 (伊藤嘉高 訳)
7 章 シチズンシップ (三島崇 訳)
8 章 社会学 (末良哲 訳)
訳者解説

『変わるバリ 変わらないバリ』(勉誠出版、2009年3月)

変わるバリ、変わらないバリ

これまでバリについて書かれた本の多くは「祭りと儀礼の島」や、「神々の宿る島」といったような、定型化されたイメージに修練されがちだったが、本書は観光イメージに隠されたバリ人の生活へ立ち入り、歴史的、社会的な面に目を向ける。バリは常に変容し、さらにいっそう多様化している。歴史学者、社会学者、言語学者、ジャーナリストなどの多彩な執筆者が、現代のバリの歴史・文化・社会構造を多様な視角で包括的に描く。

目次

はじめに(倉沢愛子/吉原直樹)

◆バリの歴史と政治
絶えざる対立と動揺の現代史(倉沢愛子)
国家と地域住民(鏡味治也)
バリにおける伝統と近代(中村 潔)
ヒンドゥーとイスラームの調和的共存(倉沢愛子)

◆観光とコミュニティの変遷
観光リゾート都市バリの光と影(今野裕昭)
バリ・コミュニティと多元的集団構成(吉原直樹)
ツーリズムと地域治安体制(菱山宏輔)

◆伝統のなかの人びと
エスニシティと移住者(永野由紀子)
「女の仕事にはきりがない」(中谷文美)
娯楽化するワヤン(梅田英春)
競争のなかのバリのテレビ放送(内藤 耕)
まなざしの交錯とバリ島の村落社会(伊藤嘉高)

◆ことばと「異国」
バリ語における尊敬語・謙譲語(ニ・ヌンガー・スアルティニ)
バリ言語社会の構成とバリ人の言語使用(原真由子)
ジャカルタから見た「異国」バリ(上野太郎)
バリの日本人(吉原直樹/イ・マデ・センドラ/イ・マデ・ブディアナ)

むすびにかえて 編者(倉沢愛子/吉原直樹)

『グローバル・ツーリズムの進展と地域コミュニティの変容―バリ島のバンジャールを中心として』(御茶の水書房、2008年2月)

グローバル・ツーリズムが当該社会におよぼす影響を人びとの生活が具体的にとりおこなわれる地域社会次元で、しかもそうした影響の位相をポストコロニアル/ポスト開発体制下でとらえる。

目次

はしがき(吉原直樹)
第1章 デサとバンジャール
    ―歴史的展開と布置構成(吉原直樹)
第2章 グローバル・ツーリズムとローカル社会
    ―自立と従属の諸相(今野裕明)
第3章 グローバル化と地方分権化のなかのデサ(今野裕明)
第4章 アーバン・バンジャールの一存在形態
    ―デンパサール市バンジャール・グレンチェンの事例(吉原直樹)
    付録 あるイスラム・コミュニティ-カンポン・クパオンの事例
第5章 ポスト開発主義期地域住民組織の社会文化的ポテンシャル
    ―バリ島南部観光開発地域の事例より(伊藤嘉高)

第6章 ポスト・スハルト期地域治安維持組織の位相(菱山宏輔)
第7章 交錯するエスニシティと伝統的生活様式の解体
    ―デンパサール市近郊デサ・プモガンの事例(永野由紀子)
補論 バンジャールの組織的構成と機能
    ―アンケートの分析結果から(吉原直樹、伊藤嘉高、菱山宏輔、斉藤綾美)

ジョン・アーリ 『社会を越える社会学―移動・環境・シチズンシップ』
(法政大学出版局、2006年5月)

モノ、コト、ヒト、イメージが「社会を越える」ことによって社会学はいかなる方向に向かうのか─。市民社会論と時間・空間論を両輪に、従来の社会学においてブラックボックスとなっていた「移動」概念に焦点を当て、レジャーや仕事のための旅行から、情報や廃棄物の移動、都市テロや伝染病まで、21世紀の身体上、想像上、バーチャル上の移動と越境を論じ、ポスト国民国家における脱中心的な市民社会を予見する。

2011年新版刊行!

目次

日本語版序文 (吉原直樹 訳)

1 章 社 会 (和泉浩 訳)
     はじめに / 「社会などというものは存在しない」
     社会学のさらなる新しい方法的規準
2 章 メタファー (菱山宏輔 訳)
     はじめに / 移動性のメタファー
     グローバルなもののメタファー
     球体と圏域 / 結び
3 章 旅 行 (高橋雅也 訳)
     はじめに / 身体的旅行/モノの移動
     想像上の移動 / バーチャルな旅行 / 結び
4 章 感 覚 (武田篤志 訳)
     はじめに / 視覚性
     嗅ぐこと、聴くこと、触ること / 結び
5 章 時 間 (伊藤嘉高 訳)
     はじめに / 社会的時間と生きられる時間
     自然の時間と社会の時間 / 瞬間的時間 / 結び
6 章 居 住 (伊藤嘉高 訳)
     居住とコミュニティ / ローカルな帰属
     ブント / 文化遺産、国民、ディアスポラ/結び
7 章 シチズンシップ (三島崇 訳)
     はじめに / シチズンシップをめぐる論争
     シチズンシップと環境 / グローバルな市民 / 結び
8 章 社会学 (末良哲 訳)
     庭園師と猟場番人 / 移動する市民社会 / 移動を調整する
     移動する自然 / 複雑な移動性 / 結び
訳者解説